私の祖父母はかつて、中国地方のとある城下町で書店を営んでいましたが、大変忙しく、やはり毎朝トーストが習慣でした。
トーストにミルクたっぷりのコーヒー、レタスとハムのサラダ。
ことに祖母は、忙しいという理由以上に、このお決まりの朝食がお気に入りで、引退してからもずっと同じメニューでした。
もし祖父母が生きていたらこのプレートを使ってくれただろうか、そんなことを思いながら【このんトーストプレート】を作りました。
屋号と商品に使っている「このん」は、スパルタと戦った将軍コノンが目先の報酬よりも将来のもっと大きな利益をとった「コノンの千里眼」に因んで、私もお客様もお互いに今ではなく将来もっと大きな利益や収穫を得ることがあるように、という願いを込めています。
実は、このん商店のある京都は全国でもパンの消費量が最も多い地域の一つです。忙しい西陣の職人さんたちの間で、朝食にトーストを食べる、という習慣が伝統的にあったためです。
このん商店は、お客様が朝食を楽しみに目覚める朝、美味しい朝食を食べて笑顔で出かける朝を心に描きながら今回のプレートを企画、クラウドファンディングサイトにて、両面カリッとした食感の美味しいトーストを食べるための木製専用プレート【このんトーストプレート】の予約販売を開始し、18日に目標金額を達成致し現在に至ります。
忙しい朝でもストレスなく、むしろ朝食づくりや朝食そのものが楽しみになるグッズ、朝の時間を有効に過ごせるグッズやサービスを考えています。
忙しい一日の始まりがほんの少し底上げされて、多くの人が晴れやかに毎日を過ごせれば、世の中が今よりもさらに明るくなるんじゃないか、ぜひそうなってほしい・・・、このん商店がそういうビジョンを持ち続けて社会に貢献できるよう、皆様にも見守っていただきたいと思います。