トーストプレート制作秘話2
このんトーストプレートのいいところ:その1
いいところその1:トースト裏の蒸気を素早く逃がす、オリジナルギザギザ設計
いたってシンプルに見えるフォルムですが、プレートに触れる箇所を線で高く支え、トーストの裏側の蒸気を素早く逃がし続ける構造です。
溝の高さは約6㎜。蒸気が通り抜けるための高さを確保しながらプレートの厚さが厚くなりすぎないよう、こだわって設計しました(意匠登録申請中)。
そして溝の数。最後の小さな一口も、ちゃんとギザギザの上で浮いているように溝のピッチ数にもこだわりました。
朝食の主役はあくまでもトースト。トーストが美味しくなるという機能だけを追求した結果、ご覧のようなシンプルなフォルムになりました。
もしあなたが、インスタグラムや他のSNSに朝食の写真をアップしたいと思ったときにも、その作業の間、トーストの裏側はカリカリのまま。あとからゆっくり美味しいトーストを召し上がっていただけます。
ビールはビアグラスで、日本酒はお猪口で、ワインはワイングラスで飲みたい人と、一つのコップでどんなお酒も飲んでしまう人とは何が違うのでしょうか。
美味しいトーストを食べたいあなたは、きっと食パンにもこだわりトースターにもこだわっているはずです。
焼き魚や炒め物を盛る同じお皿にトーストをのせるのはもう終わりにしませんか?
無垢材の特性を活かしている
【このんトーストプレート】は無垢のオーク材を使用しています。オーク材の特徴は、なんといっても美しい木目、そして適度な硬さと重さ。その高級感はオークならではの質感です。このプレートを手にした人が大切に使ってくださるように、と願いながら木材の選定をいたしました。
陶器より軽く、容易には割れません。また、無垢材には調湿作用があり、木表面の湿度が高いと水分を吸収し、湿度が低いと水分を放出します。オリジナルのギザギザ設計との相乗効果でトーストの裏側をカリッとサクッと保ちます(トーストを直火等で焼く場合、火からおろしたての熱過ぎるトーストをのせるとプレート表面を傷める原因になり、蒸気を逃がしきれない場合もあります)。
