2023/07/13 20:20
毎朝なんとなく食べているトースト
お気に入りのパン屋さんで買った食パン
トーストを美味しく焼くためのトースター
焼きたてのトーストをお皿にのせて、バターを塗って・・・
ん?・・・ 両面カリッと焼いたはずなのに、お皿に接した面が湿っている・・・。
よく見るとお皿に水滴が・・・!
トーストの裏側湿っちゃう問題!
このことにプチストレスを感じたことはありませんか?
カリッと焼いたはずなのに・・・
そういうものだと思ってやり過ごしていましたか?
このまま一生、裏側が湿ったトーストを食べ続けますか?
裏側が湿ったトーストをこれからも食べ続けるのか――。
紙ナプキンをトーストの下に敷いてみる――、この紙ナプキン、ずっと捨て続けるのか――。
このプチストレスがなくなれば、もう少し気持ちよく一日を始められるのに・・・。
そこで長年思い描いていた、いちばんトーストを美味しく食べられる専用プレートを形にしました。
私だけでなく、全国のトースト派に、明日から両面カリカリサクサクのトーストを召し上がっていただき、一日の始まりのテンションを少しだけ上げてほしい、と思っています。
探せば他にもトースト専用のプレートはあるでしょう。しかしそれ、本当に満足できるトーストのためのプレートですか?
そこで――、
【このんトーストプレート】 いいところ
*** トースト裏の蒸気を素早く逃がす、オリジナルギザギザ設計 ***
いたってシンプルに見えるフォルムですが、プレートに触れる箇所を線で高く支え、トーストの裏側の蒸気を素早く逃がし続ける構造です。
溝の高さは約6㎜。蒸気が通り抜けるための高さを確保しながらプレートの厚さが厚くなりすぎないよう、こだわって設計しました(意匠登録申請中)。

そして溝の数。最後の小さな一口も、ちゃんとギザギザの上で浮いているように溝のピッチ数にもこだわりました。

朝食の主役はあくまでもトースト。トーストが美味しくなるという機能だけを追求した結果、ご覧のようなシンプルなフォルムになりました。
もしあなたが、インスタグラムや他のSNSに朝食の写真をアップしたいと思ったときにも、その作業の間、トーストの裏側はカリカリのまま。あとからゆっくり美味しいトーストを召し上がっていただけます。

ビールはビアグラスで、日本酒はお猪口で、ワインはワイングラスで飲みたい人と、一つのコップでどんなお酒も飲んでしまう人とは何が違うのでしょうか。
美味しいトーストを食べたいあなたは、きっと食パンにもこだわりトースターにもこだわっているはずです。焼き魚や炒め物を盛る同じお皿にトーストをのせるのはもう終わりにしませんか?
*** 無垢材の特性を活かしている ***
【このんトーストプレート】は無垢のオーク材を使用しています。
オーク材の特徴は、なんといっても美しい木目、そして適度な硬さと重さ。
その高級感はオークならではの質感です。
このプレートを手にした人が大切に使ってくださるように、と願いながら木材の選定をいたしました。
陶器より軽く、容易には割れません。
また、無垢材には調湿作用があり、木表面の湿度が高いと水分を吸収し、湿度が低いと水分を放出します。
オリジナルのギザギザ設計との相乗効果でトーストの裏側をカリッとサクッと保ちます(トーストを直火等で焼く場合、火からおろしたての熱過ぎるトーストをのせるとプレート表面を傷める原因になり、蒸気を逃がしきれない場合もあります)。

*** 調和するサイズ感 ***
プレートの一辺は約168㎜、厚さは約17㎜、重さは約225g。
ほとんどの食パンのサイズに対応し、かつ大きすぎないサイズです。
キッチンでもダイニングテーブルでも主張は控えめ。他のお皿やカトラリーとも、とっても仲良しです。

現在、サンプルをご使用いただいている方の感想です。
・石川県 Fさん
私はトーストの裏が蒸気でフワンとなるのがいやで、今まではお皿のフチを使ってトーストを立てて置いていました(バランスをとるのが少し難しいです)。家族の冷たい視線にはすでに慣れていましたが、このプレートを見たとき思わず「探してたのはこれだ!」と叫びそうになりました。
・京都府 Kさん
このプレート、すでに朝の新習慣ですが、実は私は夜ワインを飲むときにも使っています。スライスしたフランスパンやクラッカーをのせたとき、溝の絶妙な深さのおかげでパンやクラッカーを取りやすいんです。

*** 持ち上げやすい ***
【このんトーストプレート】は食器です。お皿のように簡単に持ち運びができないといけません。
四辺のどこを持っても下に指がスッと軽く入るようになっています。
小さなことですが、毎日使うことを前提に、使い勝手の良さを大切にしました。
ここの切削には技術とコストを要しますが、製造にご協力くださった工場が非常に高い技術でとてもきれいに仕上げてくださいました。
ここを削ることでデザインも洗練されました。

さらに細かいところですが、ギザギザの端っこは指の当たりが優しくなるように角をほんの少し削ってあります。シンプルかつシャープでありながらも使う人に優しいこのフォルムと使いやすさを、実際に手に取って確かめてください。
*** 子供のいるご家族にも使っていただける安全性 ***
安価で出回っている木製の食器には、温暖な地域で早く育つ木材を薬品に浸けたあと切削し、化学的に配合された危険なニスや塗料を施された製品が多く存在します。そういった食器は、安価なため洗剤でゴシゴシ洗うことに抵抗がなくなりますが、使っているうちに塗装やニスが剥がれ、知らず知らずのうちに食品と一緒に食べてしまっていたり、塗装の下の木材にしみ込んでいる薬品を少しずつ摂取してしまっているかもしれません。
しかし、【このんトーストプレート】はそういった危険な薬品を一切使用していません。ロシア産の無垢オーク材を乾燥・切削後、日本とドイツの企業が合同で開発し、EN71(ヨーロッパ玩具製造安全基準)に合格した、自然由来の健康に配慮されたオイルだけで仕上げています(※オイル成分:亜麻仁油、桐スタンドオイル、バルサムテレピン油、無鉛乾燥剤)。子供たちにも、美味しいトーストを食べて笑顔で学校に行ってほしいのです。

*** お手入れ簡単 ***
無垢材は強くてもデリケート、しなやかだけれども繊細です。
しかし、日々のお手入れはいたって簡単。溝に落ちたパンくずをブラシで落としていただくだけ、それだけです。
天然素材でもナイロンやプラスティックでも、柔らかくコシのあるブラシであれば上手くお掃除ができます(コーヒーミルブラシなどがおすすめです)。

むしろ、水と洗剤でゴシゴシ洗うことは避けてください。食洗器や食器乾燥機、漂白剤も使えません。
しかし、毎日使っているとちょっとした汚れが気になるときがあります。そういうときは、水で固く絞った清潔な布巾で、汚れの気になるところを拭いてください。
水に浸けることもNGですが、乾燥しすぎることもよくありません。
乾燥が気になるときには、オリーブオイルを清潔な布巾でごく薄く表面に伸ばして、そのあと磨くように油分をよく拭きとってください(オイルが染みた布巾はすぐに洗濯してください)。

現在、サンプルをご使用いただいている方の感想です。
・東京都 Mさん
共働きで朝は忙しいのですが、このプレートを使うことで洗いものも減り、しかも両面がカリカリのトーストが食べられて一石二鳥です。パンくずのお掃除を子供がやりたがります。
・広島県 Tさん
木の手触りがいいです。しかもシンプルなデザイン。いつものトーストの朝食がワンランク上がったようで気分がいいです。朝起きるのが楽しみになりました。
普段のお手入れはパンくずのお掃除だけです。食パンに含まれる微量の油脂が徐々にプレートにしみ込むことで、プレートの表情が変わってきます。お手入れの方法を詳しく記載した取り扱い説明書もお付けいたしますので、お手入れしながらあなたのプレートを育て、ゆっくり変化する表情を楽しんでください。
――製造協力会社のご紹介
このプレートを製造してくださる会社の工場は、岐阜県高山市郊外にあります。

乗鞍岳をのぞむ高山市の街並

工場では職人さんたちがさまざまな製品を丹精込めて製作していますが、同時に切削技術を日々研鑽することに力を注いでいます。

(左)私、(右)製造協力会社社長。
高山市郊外にある工場は、豊かな自然に囲まれています。水も空気も澄みきった素晴らしい場所です。
ご協力会社社長・柿下孝司氏より
「私はものづくりを日々行う中で、つねに新しい形や今までなかった機能を製品に取り入れることに積極的でありたい、と思っています。今回のデザインをいただいたときは食パンのプレートとして面白い形だし、新しい問題解決ができるのではないか、と興味深く作らせて いただきました。そして出来上ってすぐに、使ったときのイメージを想像できました。我が社の切削技術には確かな自信があります。ひとつひとつ繊細に仕上げたこのプレートの質感をぜひみなさんの食卓で確認していただきたいです」
このん商店のある京都は全国でもパンの消費量が最も多い地域の一つです。
忙しい西陣の職人さんたちの間で、朝食にトーストを食べる、という習慣が伝統的にあったためです。
このん商店は、お客様が朝食を楽しみに目覚める朝、美味しい朝食を食べて笑顔で出かける朝を心に描きながら今回のプレートを企画しました。
忙しい一日の始まりがほんの少し底上げされて、多くの人が晴れやかに毎日を過ごせれば、
世の中が今よりもさらに明るくなるんじゃないか、ぜひそうなってほしい・・・、
このん商店がそういうビジョンを持ち続けて社会に貢献できるよう、皆様にも見守っていただきたいと思います。